後はマのつく石の壁!


新刊買ってきました。ダルコ編はちゃんと終わっていて、さあこの後どうするっていう終わり方なんだけど、切りは良かったからこれならしばらくは待てそう。聖砂国編が終わった後、全体の3/5位まで進んだという話がありましたが、今回でちょっとラストが見えてきたような感じ。すぐに終わりそうとか、そういうわけではないんですが。ちなみに次のタイトルは「闇にマのつく灯がともる(仮)」だそうです。企画は色々進行中ってことなので、マ本や全サ以外にも何かあるのかな。


新刊の感想をまとめたので下に




次男帰還が来た------!

今回はやっぱり何よりもこれを一番に叫びたい。「くにマ」を読んでからは、いつかは帰ってくるだろうと思うようになったけど、こんなに早く戻ってくるとは思いませんでした。大シマロンでやっていた仕事を続けるために、出張することはあるかもしれないけど、今度は眞魔国公認の諜報活動になるんだね。ってことで長年の懸案事項が片付いてニヤニヤが止まらない。色々突っ込みたい所はあるけど(笑)、魔族三兄弟+王佐でユーリを支えてこそのまるマだと思うので本当に嬉しい。

結局、ユーリが水箱の鍵だってわかったのが帰ってくるのを決めた決め手になったのかなあ?次男の立ち位置はずっとユーリの為に出来ることをするで変わっていないし、ユーリが鍵だとわかってから陛下のお傍を離れたくないモードになってましたもんね。

陛下も次男大好きだなー。思わず言ってしまった言葉がまるでプロポーズみたいで、次男の「ありがとう」にもキュンときた。帰りの船旅では気を緩めないでいるのが大変だってもう緩める気まんまんですね陛下。長男にも「ウェラー卿の身柄はユーリ陛下お一人のものだ」とお墨付きもらったし、今まで何してたのかとか、空白を長男ともども次男とよく話し合って埋めて下さい。帰りの船旅の様子が読んでみたい。(とここまで煽っておいて船に乗らなかったらどうしよう)

ただ、陛下の血は怪我をしたわけではなく、もっとヤバそうな描写だったので心配。ざっくり切られたりして流れた方がマシだったかも。つまり水箱を開けようとすると何度でもああいうことがあるかもしれないんですよね。そして服はやっぱり次男のでした。あれ?結局ギュンターは何で騒いでいたんだろう。陛下の血がついた服が欲しかったのか?

ダルコでの謎はほぼ回収されていて、カミクロ教の謎や、キーナンのお兄さんの事、何故ユーリ達に濡れ衣が着せられたのかまできれいにまとまっていてスッキリ。推測していた事であたっていたこともあるけどほぼ外れてました(笑)。魔族だからなおさら黒髪に染めたりしないっていうのに納得。確かに魔族なら黒髪黒目に敬意を表するから逆に自ら身にまとったりはしないよね。話としては事前に言われていた通り、聖砂国編で書ききれなかった事を書く、ということで聖砂国編のエピローグのような印象。

前マでは次男の部分だけ暗いと感じたけど、実は聖砂国編からずっと戦争が残した傷跡、どれだけ時間がたっても消えない痛みや大切な人を失う辛さについての話が続いていて、今回鷹目の話でそれが一応終結したのかなあと。だから鷹目が出てきた前後の話が一番胸に染みた。

戦争だったから仕方がなかったでは納得出来ない事もあって、結局自分が自分を許してあげられるようにならなければ起き上がれない事もあるんだな、とか。ユーリには、それを救いあげられる王さまになって欲しいですね。今回、自分の言葉で人と向き合って鷹目やラナタンと話したユーリに成長したなって感心しました。後は、ユーリにとって目が見えなくなることと、誰かを失うことがものすごくトラウマになってるというのが辛い。特に後者は、これから先も何度でも向き合うことになるんだろうけど。

で、ダルコの話についてはかなり満足してるんですが、欲を言えば長男の活躍が少なかったのがちょっと寂しい。特に長男が箱の前に連れてこられて箱がどんな反応をしたのか、を描写で見てみたかった。水箱はちょっと開いていたせいで、他の箱に比べても人に及ぼす影響力も強かったようですが、そのせいで長男に拒絶反応おこしたんだろうか。

シュバリエさんは、今回はファンファンが箱の回収を目論んでいるという情報を出すために出てきた感じ。カロリア編で、村田に彼はいい人だけど商人だから心配だ、金になるなら箱を手に入れて売るだろうと言われていた伏線がやっと回収されてて嬉しい。美しい女性を愛でる事と、商人として金儲けすることが彼の中では矛盾しないんだろうな。しかしツェリ様は色々な意味で嵐の中心にいるような人だ。シュバリエさんは25代魔王陛下として色々な知識をこれから提供してくれるのではないかと期待してます。ツェリ様のセクシーイラストは常日頃ツェリ様のミニスカサンタが見たいと思っていた私へのご褒美ですか!?

冒頭文は前回の長男の、次男視点。大丈夫です、長男閣下。次男の発言も割りと恥ずかしい感じですから!恥ずかしい思いをしたのは長男閣下だけはありません!

混迷が深まるというと、眞魔国のほうで、眞王がありとあらゆる人にセクハラを働いていた。ウルリーケへのあれは老人虐待か?唯一アニシナにだけはセクハラ出来なかったので、力関係としてはアニシナ=眞王な感じ。ギュンター達の様子があからさまにおかしいので、火箱を捨てなかった事は簡単にわかってしまいそうなんですけど、そうすると三男の秘密はそれ以外の事なのかな。

アニシナさんのヨザックへの対応が優しくて、ちょいとヨザアニ萌え。本人は全く恥ずかしくないがフォンヴォルテール卿が可哀そうなアニシナの秘密ってなんだろう。ヴォルテールの者でとりわけ運が無い者が鍵だっていう話に笑ってしまったんですが、よく考えたら鍵を受け継ぐ事自体が不運な証拠だよね。ニコラとゲーゲンヒューバーの登場に、忘れられてなかったのね!と嬉しくなった。妊娠中のニコラに子供が生まれるほどの時間が経ったのか。

今回初めてジュリアが出兵した理由についてちょっとだけ触れられてたけど、つまり次男達が出兵して手薄になった国境近くのルッテンベルクに敵兵が攻め込む→ジュリアが彼らを守る為に出陣→国境を越えた先で大規模魔術を使い死亡って流れなのか?アーダルベルトが一番怒っていたのは、眞王の命があれば無能な者が王として絶大な権力をもつ構造そのものなのでは。長男の初登場した頃の「王になる覚悟の無い者が王になるのは」という話も母親への批判だったし。

とにかくみんなが眞魔国に再び集まったので、これからどんな展開になるかを期待してます。まず一番にあの爆発の後何があったかを次男に語って欲しい。眞王は魔力で自分を実体化してユーリと対面して、何がしたいんだろう。「ユーリ陛下はいつも正しくて聡明で」ってあからさまにユーリを馬鹿にしてる台詞なのに、ギュンター達が気づいていないのがなあ。次刊のタイトルが不穏なのも気になる所。何はともあれ眞魔国に一緒にいる次男と陛下が見られるのは嬉しいです。
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by yamanochika | 2009-12-25 00:08 | まるマ

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