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プリンセス・ハーツ 誰も身代わりにはなれないの巻


高殿 円著 小学館ルルル文庫刊

アジェンセンを王国に昇格させる為、新法王の初行幸を仰ぎたいルシード。そのためには幽閉している双子の弟リドリスを釈放しなくてはならない。決断を迫られる中、ルシードの腹心、マティアスの過去が明らかになり彼はルシードの下から姿を消す。ただ懐中時計だけを残して。彼のいなくなった穴を埋めるようにルシードはリドリス釈放を決めるのだが…。

マティアスの衝撃の過去が明らかに。確かに衝撃的なんだけど、これがドラマティックな恋愛かといわれるとちょっと違うような気も。ルシードやジルとは方向性が違うけど、やっぱりすれ違い気味ですよね。ジルは言葉の使い方が変。そして巻末の短編を読む限り、ジルの姉キキもやっぱり変だった。ホーリーヒースの恋愛観も知りたい所です。

話は思いっきり続いているので今回も前後編みたい。ジルとルシードがどうなるか、よりもメリルローズは何を考えているのか、が一番知りたい。この話、話の中に占める双子の比重が高いので、リドリスが誰に一番の愛情を捧げているのかってのが気になる。読んだとおりルシードなの?それともやっぱり引っ掛けで別の人なの?
by yamanochika | 2010-01-04 00:23 | ライトノベル
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