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五番目のコード


D・M・ディヴァイン著 創元推理文庫刊

スコットランドの地方都市で、女性教師が襲われる事件が起きた。単なる強盗事件と思われたが、やがて殺人が起きた現場に同じカードが残されている事が判り、連続殺人の恐怖が町を襲う。全ての事件の被害者と関わりが会った為に容疑をかけられた新聞記者ビールドは容疑を晴らすために事件を負うのだが…

連続して起こる殺人事件。事件現場に残された謎のカード。とくれば、オーソドックスな連続殺人ものと言った感じですが、手がかりを追っていくうちに、視点が逆転するのがミソ。被害者に選ばれた人たちの特徴が一番の伏線になるんですかね。ビールドの復活物語として読むにはちょっと尺が足りませんが、犯人が徐々に壊れていく様や事件の展開はサスペンス要素があって読み応えはあります。
by yamanochika | 2011-04-18 01:33 | 海外ミステリ
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