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昭和元禄 落語心中 1・2



雲田はるこ著 講談社コミックス

表紙がカッコよくて思わず表紙買い。大当たりでした。

慰問で来た落語家の八雲師の落語に感激した「与太郎」が、出所した後八雲師のところに押しかけ弟子入りしたのが始まり。時代は昭和50年代くらい。落語愛に満ちた与太郎(って通称だからよく考えたら本名出てないのね)のワンコっぷりを見ていても楽しいし、合間合間に挟まれる落語も面白い。八雲師の所には若くして亡くなった師匠の親友で人気落語家だった助六さんの娘、師匠が引き取って育てた小夏さんが暮らしていて師匠とは何か微妙な関係。助六さんの死にも師匠が何か絡んでいるのか?ちょっとずつ謎が挟まれていて師匠の過去が気になります。しかし何と言っても魅力を感じるのは登場する男性陣が皆色気がある!んですよね。若くなくてもゲーハーのおじさんでも。小夏姐さんもかっこいいし。



2巻め。一目ぼれしたのはこの表紙の与太郎さんでした。与太郎放浪編に続き、師匠の若かりし頃、助六さんとのアレコレを書いた八雲と助六編。師匠がうっすら猫系なら助六さんは犬タイプ。みよ吉姉さんは色っぽいな。顔や仕草で、するっと太ももに手をすべらせたり、抱きつき方もまさに女の手管って感じがたまらん。因縁があるのは助六さんとみよ吉姉さんとどっちなのよ?!という微妙な三角関係っぽい雰囲気がこれからどうなるのか、続きが楽しみ。まあ色々書いてるけど単純に面白いです。2巻は書き下ろしも充実してますが、カバー裏の書き下ろしが1巻のあらすじすごろくになってるんですよね!細かいところも凝っててすごい。
by yamanochika | 2012-01-26 00:28 | 漫画色々
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