D・M・デヴァイン著 創元推理文庫刊 母親の死後、母の遺品から手がかりを得て小都市シルブリッジへ渡った。父親を探しつつ、数年前の協議会議員選挙の不正を探ろうとするルースの行動は、人々の不安を煽り、遂には殺人事件が… 自分を置いて仕事をしている母、名前も知らない父。その両方を憎んで育ったルースの憎しみが強烈。しかし殺人事件の被害者となったのはルースでは無かった、という意外性から物語が始まるんですが、誰が、何故、という作り方が非常に上手い。人間関係も複雑で、なかなか読み応えのある作品。ヒロインが、若干魅力に欠けるのがネックかなあ。
by yamanochika
| 2013-03-09 13:10
| 海外ミステリ
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