出口のない農場

サイモン・ベケット著。ハヤカワミステリ刊。

フランスの田舎町。車内に血の付いた車から逃げ出した怪しげな男ショーン。しかしショーンは森の中で罠に掛かり足に傷を負って近くの農場の娘マティルドに助けられる。マティルドは彼の看病を黙々と続けてくれるが病院に連れて行こうとはせず、一家の父親は家族以外を敵視している。農場には何が隠されているのか。
ショーンは怪我が治るまでの間農場の仕事を手伝い始めるのだが。

閉塞的な町の更に閉塞的な農場。のどかな雰囲気の中、何かが隠されており緊迫感が増していく。ショーンにもまた秘密があり、農場の秘密がじわじわ分かるのと同時に彼の過去もじょじょに明らかになる。
この話を読んでいると昔フランスであった殺人事件を思い出すんですが、家族の薄暗い秘密と救われなさが辛い。
[PR]
by yamanochika | 2017-01-21 17:19 | 海外ミステリ

日々読んだ本の記録。他映画、漫画等の感想などあれこれ。感想はネタバレありです。ご注意下さい。
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30