リンジー・フェイ著 創元推理文庫刊
1845年、火事が原因で顔に火傷を負い職を失ったティムはNYに初めて出来た市警の警官となる。ある夜血まみれの少女とぶつかったティム。彼女の言葉通りに切り刻まれた少年の遺体がみつかり… ニューヨークに初めて出来た市警について実際の人物を交えながら語られていく警察小説。導入部は話に入りにくいものの、事件が転がり始めてからは面白く読めた。 元バーテンダーのティムは人間観察能力が優れており、事件の推理にもそれが役に立つ。兄であるヴァルとの少し拗れた兄弟関係も味になっている。 時代背景を考えると事件の解決のつけ方にも納得。オチかと思った後ろに更に2段オチがありなかなか楽しめた。
by yamanochika
| 2017-07-16 10:33
| 海外ミステリ
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