コードネーム・ヴェリティ

エリザベス・ウェイン著 創元推理文庫刊

第二次大戦中のフランスでドイツ軍の捕虜となったイギリス人の特殊作戦執行部員の女性が、尋問を止める代わりにイギリス軍の情報を漏らすように強要される。彼女が書いた手記は何故か親友である女性飛行士マディの日々が小説のように綴られていた。

本書は二部構成になっており、第一部では捕虜となった女性の手記、第二部はその手記にどんな意味が隠されていたのかがわかる展開になっています。後書きその他で第一部には仕掛けがあると書かれている通り、第二部を読んでから第一部を読み返すと、彼女の頭の良さ、何を隠し、何を言おうと思っていたかが分りもう1度読み返したくなる。
捕虜となった彼女の身に起きたことは悲惨の一言に尽きてしまうんですが、彼女の手記の中ではマディとの友情、飛行士を目指すマディの物語が生き生きと語られており、戦争が無ければ出会わなかったかもしれない上流階級の女性クイーニーと小売店の孫娘マディの友情物語としても楽しめる。


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by yamanochika | 2017-07-23 22:59 | 海外ミステリ

日々読んだ本の記録。他映画、漫画等の感想などあれこれ。感想はネタバレありです。ご注意下さい。
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