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イルカ

吉本ばなな著。 出版社…忘れました。


会社の人からいいよーと言われて貸された本なのでそれほど思い入れが無いのです。なので出版社も覚えてません。人から借りた以上、読み通さなくてはという一念で2ヶ月越しくらいで読んでたんですが、どうして今までこういう話を読んでなかったのか分かりました。苦手だからです。食わず嫌いじゃない、嫌いだから食わなかったんだ…!という言葉が浮かんでくるようでしたよ。

こーあらすじ聞かれると、女の人が出てきて、妊娠して、出産する話?10代の女の子が自分を世界の中心に置いて、少し傲慢で人を上から見ていても、どこかに傷付きやすさや繊細さを感じることが出来るんだけど、30代も前半の女がそうだといい加減大人になれよという言葉しか浮かんでこない。頭の中でそう考えてるのはその人の自由だけど、それを読むのはちょっとなあ。お前はそんなに偉いのか。と何度も言いたくなりました。少しいいなーという描写があっても、すぐに主人公が自分は昔から人と違っていたという話をまた初めてげんなり、の繰り返し。最終的にはほんのり明るい希望っぽいものが出てきて終わるわけですが、その前の描写にげんなりしているので、もはやどうでもいいという心境に。

読んだ後、それなりに感想が出てくるんだからひどい話ではなかったんだろうけど自分には合わない話でした。今後も、好んで読むことは無いでしょう。多分。
by yamanochika | 2006-09-05 02:03 | 国内作家
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