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風の王国 花陰の鳥

毛利志生子著。コバルト文庫刊。

風の王国シリーズの外伝。ソンツェン・ガムポとテグンの母親のお話。

まだ若くて青臭さの残るソンツェン・ガムポ様が新鮮。ドルテ様や、バーサンその他本編では既にいい年の皆さんの若い頃の姿も何だけど。バーサン様とか、懐かしいな。ソンツェン・ガムポがまだ足場を固めきっていなくって、自分の地盤を固めるために、一緒に戦っていける味方を探している最中のお話なんだけど、ソンツェン・ガムポの強かさ、危機を自分の優勢に変えてしまう老練さに舌を巻きます。どことなくヘタレ感が漂う息子に対し、ソンツェン・ガムポ様は若くてもヘタレでは無かったたようです(笑)。

今回の登場人物ではルンクル様が印象的。こういう強さも有るんだ、という所が。ティモニェンも魅力的なキャラなんだけど、結局若くして亡くなってるんだよねえ。
by yamanochika | 2007-02-05 02:09 | ライトノベル
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