ヴィクトリア・ハンリー著。徳間書店刊。
水晶玉によって先見の力に目覚めたアーチェルド国の王女トリーナと、国を守るという伝説の剣をもちながら、平和を尊ぶ国の性質のため、隣国に滅ぼされたベランドラの王子ランドン。ランドンを奴隷として与えられたトリーナは彼を解放し、ランドンは戦士として教育を受けながらトリーナと友人となる。しかしトリーナの祖母の死後、二人は王女と兵士として親しく付き合う事は無くなっていた。やがてランドンは生きる道を求めてアーチェルド国を出奔し、トリーナもまた陰謀渦巻く母国から逃亡することになるが…。 王道というか、正統派のファンタジー。面白くて一気読みしました。運命に翻弄され、苦難の道を歩きながらも成長してく主人公達。離れた事によってお互いを思いやる二人の淡い恋心。ヤングアダルト向けというよりももっと幼い児童向けな感じですが、最初から最後まで王道を行っているストーリーで安心して楽しめます。
by yamanochika
| 2008-03-24 00:09
| 児童文学
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