宮部みゆき著 徳間書店刊。
1年ごとに1冊くらいしか読んでいないのでいまいち前の話を覚えてないんですが、今回は3からの続き、時間鉱山編の後半。 死後のイメージや死生観、そのままが投影されたような場所で、地球に住む普通の人間の場合、三途の川に等しい場所になるんでしょうか。地下に潜って優しい夢に浸っている方が幸せだし楽だけど、生きようとすることは大変だ。ということが、山登りをする登場人物達によって表されていたような気がします。生きていくことはそれだけエネルギーがいることで、だから生きていくのは素晴らしい事なんだ、って。 話の核心に迫る謎については3の方が多く示されていましたが、4巻目にしてとうとう、全ての根元であるブラッディ・ローズが登場。こういう悪女キャラを魅力的に書くのは難しいので、これからどう料理されるかを期待したい。
by yamanochika
| 2008-06-30 23:33
| 国内作家
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