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処刑人の秘めごと

ピーター・ラウゼイ著 早川書房刊

ダイヤモンド警視シリーズの新作。

失踪した女性が、公園で首吊り死体で発見される。当初自殺かと思われたが、絞殺であることが判明。その後行方不明になっていた彼女の元夫も首吊り遺体となって発見され、元夫が犯行後自殺したと見なされる。納得のいかないダイヤモンドは捜査を続行するが、プライベートで個人的にアプローチしてくる匿名の崇拝者に悩まされており、捜査に集中することが出来ない。そんな中、数年前に類似犯行が起きていたことが分かり…

秘密の崇拝者が何故ダイヤモンドに興味をもったか。どうして近づいて来たか、が事件のポイントになっており、その辺は納得いく作りになっている。ただ、最初の被害者の元夫が何故早々に行方をくらましていたのか、犯人が分かってもいまいち分からないんですよね。全体的にみると、確かに犯人は動機も手段もあるんだけれど。細部がちょっと粗雑な印象。
by yamanochika | 2008-09-17 01:03 | 海外ミステリ
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