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プリンセス・ハーツ

「恋とお忍びは王族のたしなみの巻」
「初恋よ、君に永遠のさよならをの巻」

高殿円著 小学館ルルル文庫刊

1冊目で終わっていなかったので、パラ読みだけして「初恋よ~」が出てから一気読み。
今回からイラストレーターさんが変更になって、華やかになりました。特に「初恋~」の表紙はすごく綺麗で可愛い。これぞ少女小説!って感じのイラストです。

話としてはルシードが格好良かったの一言。やっぱり天然物には敵わない。天然でタラシな所がオリエのお爺ちゃんだよなあ。サラミスやグレイトニーは、年齢の割に言動が大人すぎて、もう1.2歳は上の方がしっくりくるんだけど、それだとさすがにごまかしがきかなくなるから難しいのか。

華やかな賭博祭の裏で、普段は隠れている者達も現れて…、と今回は何となく番外編的なノリもあったんですが、段々役者が出そろってきてこれからどう動くのかが楽しみです。ヒース見ていると、これはキャラデザの問題かもしれないけどオリエに似ているので、ルシードの子供を産むのはヒースってこともあるのかなあ。ジルとは仮面夫婦な以上、誰かがルシードの子供を産むんだと思うんですが、女なのに男装していると男にしか見えないって何となくオリエを連想させるので。

でもって、ジルは誤解しているけど、本人も言っているように、ルシードが光ならジルは影となってそれを補っているわけで、ルシードが失う半身は明らかにジルの事ですよね?今回のトーナメントの結果が少しはジルの運命に作用してくれるといいんですが。
by yamanochika | 2009-08-02 16:15 | ライトノベル
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