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プリンセス・ハーツ これが最後の恋の巻



高殿円著 小学館ルルル文庫刊

今回は最初から展開が早くて面白かった。終盤に向けて盛り上がってきている感じ。ジルの正体は次巻に持ち越しですが、ジルの家族の背景にはびっくり。ホーリーヒースは誰似になるんだろう。ルシードの(男)タラシっぷりは相変わらず。ソロモンは壊れてるんじゃないかって位ルシードに心酔しきっていて、既に最初の頃の面影が全くありませんが、まあ本人は前よりも幸せそうだからいいか。マシアスとの再会を見ていたら嫉妬のあまりブチ切れそうだけど。

ジルは、天然で恥ずかしい事を言っている時よりも、陰謀をめぐらせている冷静な時の方が面白い。セイタハトは策謀をめぐらせている割に、結構アホな罠に引っ掛かっていて笑ってしまった。あれは天然もの(のおバカ)てことで珍獣枠なんですかね。オースは本当は手に入らないものが好きなんだと思う。手に入ってしまったら、また関心が無くなっちゃうんじゃないのかな。まあこれから頑張って人生勉強して下さい。ただ、オースにしてもハクラン王の少年時代にしても、もう2,3歳上の方が年齢にリアリティがあるような気が。さすがに13歳だと早熟すぎやしないか…?

それにしてもこの話、双子がキーになるみたいだけど王族であるルシードとリドリスには墓場からどちらかを迎えに来たりはしなかったんでしょうか。この二人が双子なのも何か意味があるのかな。
by yamanochika | 2010-12-06 01:17 | ライトノベル
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