エドワード・D・ホック著 創元推理文庫刊 オカルト探偵サイモン・アークの活躍するシリーズ。 書かれた年代は色々ですが、いつもと違って語り手が登場しない「悪魔の蹄跡」が新鮮で面白かった。実際に1番最初に書かれた話だからかもしれませんが、オカルト風味が強く、その分不可解な現象が解き明かされた時の衝撃、後に残るものが多い気がする。 語り手であるわたしの家族に纏わる話「黄泉の国の判事たち」、なかなかに壮絶でした。 「悪魔がやって来る時間」、同じ人種なら顔の区別がつくけど、他の人種の場合皆同じ顔に見えたりするよね、っていうのを思い出した。 「ドラゴンに殺された女」、ヨットにもボートにも詳しくないので、手がかりが若干、というか全然分かって無かった。 「切り裂きジャックの秘宝」怖いといえば、一番怖い話。 ところで、作品を読んでて混乱するのはわたしの妻シェリーの過去。サイモン・アークへの態度の変化はともかく、家族はいないと思ってたのに母や生きている妹がいるらしいのに混乱する。途中で同じ名前の別の人と結婚したと思った方が無難かも。
by yamanochika
| 2013-01-23 22:27
| 海外ミステリ
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