エドマンド・クリスピン著 国書刊行会 刊 トールンブリッジの大聖堂でオルガン奏者が何者かに襲われ重体に陥り、たまたま滞在していた同僚のフェン教授に代行を頼まれたヴィントナー教授は大聖堂に行くまでに3度も襲撃を受ける。何とか辿りついたトールンブリッジ大聖堂には魔女狩りをした挙句、最後は魔女にとり殺されたという主教の亡霊があらわれるという伝説が残っており、更にまるで魔女の存在を匂わせるような事件が。 良くも悪くもアマチュアリズムにあふれた一冊。そういえば前にシリーズの他の作品読んだ事があったっけ。オカルトめいた伝承やフランシスのキャラクターにはカーの影響を色濃く感じますが、どちらかというとスプラスティクスっぽい。フェン教授の起こす騒動やら、調子にのったヴィントナーとフェンが主教の部屋でやったやり取りとか。 おおよそ、麻薬中毒になった少女が出てきたあたりで大体の人に犯人の察しがつくだろうし、怪しいと思った人物がそのまま怪しかったりするんだけど、そのあたりはご愛敬。
by yamanochika
| 2013-05-24 00:10
| 海外ミステリ
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