バリー・ライガ著 創元推理文庫刊
シリアル・キラーを父に持ち、父によって英才教育を受け、いつか自分も父のような人間になってしまうのではないかと恐れながら生きていたジャズ。第1部は逮捕され刑務所に収容されていた父が脱獄したところで幕を閉じる。 第2部はその2ヶ月後、NY市の刑事がジャズの元を訪れNYで起きている連続殺人の捜査協力を依頼するところからスタートする。第2部、第3部は話が一繋がりになっており、新たな謎と事件を巻き起こしながらスピーディに進んでいく。父親がシリアル・キラーであるというのが新しいけれど、基本的には両親からの自立と成長を描いた作品。ソシオパスが神格化されているのが気になるものの、少年の成長ものとしては楽しい。
by yamanochika
| 2017-07-23 21:40
| 海外ミステリ
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