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ダナーク魔法村はしあわせ日和 ドラゴンが出たぞ!

響野夏菜著。コバルト文庫刊。

タイトルの明るさの割に、案外シリアス。魔法がほとんど存在しなくなった世界で、まだ色濃く魔法が残るダナーク村。その村の外に、突如ドラゴンが現れた、という知らせを受け、魔女長の孫、突撃娘ビーと、警察署長のイズーは現地に飛ばされる。そこに待っていたのは、都から来た年若い魔法使いと、何者かによって邪法によりこの地へ出現させられたドラゴンだった…。

今回は新たな登場人物として、都の魔法使いライが登場。どうやら国民のほとんどが魔法なんて遠い昔のお伽話だと思っていても、この国の王族は違うらしい。魔法が世界から消えたことと、ダナーク村の役割には何か関係があるみたいですが、伏線としてその内明かされるはず。そして、今まで話にだけ登場していた、かつてイズーを撃った元同僚のデイルが初登場。なかなか邪悪なお兄さんでした。ってデイルも魔法絡みの人だったので、イズーがダナーク村に送り込まれたのも単に休養を取るということではなく、デイルにも関係あるのかな。ライはイズーをビーを巡るライバルと認知しているらしく、段々ラブ要素も出てきましたけれども、この場合ツンデレなのはイズーの方なんだよね(笑)。何はともあれ、ビーの父親が誰なのかが気になる。何かやば目な人だったんだろうか。
by yamanochika | 2007-05-13 06:55 | ライトノベル
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