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ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 恋のドレスと運命の輪

青木祐子著。コバルト文庫刊

何だか切ない感じに話が進んでおります。ちょっとずつ進展しているんだけど、進展すればするほど切ない方向に話が進んでいくので。というか、シャーリーが超乙女でどうしようかと。脳内劇場がすごいことに。俺様なのに乙女。俺様乙女という新境地が開けそうだ…。闇のドレスの謎が解ければクリスとの仲も進展するって思ってるみたいですが、クリスはパメラにも打ち明けていないけど闇のドレスについてもっと知っているみたいだし、実際は遠ざかっていく原因になってしまうような気がします。そろそろリンダも出てきてもいい頃ですしね。

それにしても、パメラとクリスの友情はいいなあ。今回、パメラとクリスが会ったであろう場所が出てきて、ますます2人の友情は素晴らしいなあと思うようになりました。イアン先生もアントニーも健在でしたが、個人的にはイアン先生を応援したいところ。

今回のゲストキャラは、アメリカから帰ってきた地方領主の娘サーシアと、機械工で身を立てている彼女の婚約者ラリー。前向きで積極的なラリーの行動力に圧倒されつつ、流されているようで芯の強いサーシアはいいカップルだなーと最後まで読んで思いました。アメリカの話が入ってきて、少しは先の展望に光も見えるのかな。ドレス姿のサーシアのイラストが見れて良かった。表紙の背中合わせの2人も意味深ですね。


来月は短編集が発売とのこと。この人の書く恋愛話も好きなので、短編集嬉しい。
by yamanochika | 2007-07-02 01:00 | ライトノベル
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