ジャネット・イヴァノヴィッチ著。扶桑社文庫刊。
ヴィニーが就業ビザの保証証書を書いたインド人青年が行方不明になった。事務所の将来をかけて凄腕のバウンティハンターレンジャーのもと、ステファニーは青年を捜す為に、彼の勤めていた工場を訪ねる。その夜、ステファニーに「今度はお前が獲物だ」というカードと花束が贈られてきた。何者かに命を狙われながら人捜しを続けるステファニーだが、ステファニーの行く先々で死体が…!?
バウンティ・ハンターのステファニー・プラムシリーズ第9弾。ステファニーが連続殺人犯に命を狙われながらバウンティ・ハンターとしての仕事をこなしていくのですが、シリーズの魅力であるはちゃめちゃなパワーと下品な下ネタは相変わらず。冒頭からステファニーと相棒のルーラは、毛深い尻と貧相な局部を晒している賞金首を捕まえに行くはめになっているし、人捜しのために何故かラスベガスまで乗り込んで、大騒動を引き起こしてます。
シリーズの中で、ステファニーが車を買うたびに必ず何かしらの原因で車が爆発するというお約束があるんだけど、今回は車の代わりにステファニーの護衛をしたレンジャーの仲間が次々に負傷。ステファニーの破壊伝説に新たな1ページが。すごいよステファニー。モレリとの関係も少し発展?してきたみたいで、次の作品が楽しみ。