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千歳の再会/ピーチツアー/3月のライオン/天領華闘牌 デアマンテ

「千歳の再会」木原敏江著。

大正時代を舞台にした1話完結のミステリーもの。最終巻になるのでしょうか。気楽に楽しめるミステリーものとしてよく出来ていたので終わってしまうのが残念。今回も面白かったです。

「ピーチツアー」遠藤淑子著。

本屋でたまたま見たので購入。鬼ヶ島の鬼を退治した桃太郎の孫モモが主人公の遠藤版桃太郎。真面目で融通が利かない犬の介、鬼に左目を取られた海賊の鬼申、鬼と話し合いをしようとして攫われた小さいけど頭のいい若様雉若丸をお供に付けて鬼ヶ島へ行こうとして船酔いになったり、仲の悪い犬と猿の会話とか、ギャグを織り交ぜつつシリアス傾向のお話が続けられる、という遠藤節は健在。ちょっと尻切れトンボというか、結局鬼退治はどうするのか、とか鬼の大将はあのまま…?って辺りが気になるんですけれど、続きがあるんでしょうか。巻末の四コマ学園漫画が笑える。

「3月のライオン」1巻 羽海野チカ著。

ハチクロの最後の方が個人的に合わなかったので結構迷ったんですけれど、1巻ということで読んでみました。将棋の話なので、対局が中心になって進むのかと思いきや、傷付いた人の心の癒しがテーマ?なのか、下町の家族との触れあいがメイン。ほのぼの系、なんですかね。対局についてはプロの方の監修が入っているので、結構きちんとしているのでは。私が将棋を分からないのでアレなんですけど。二階堂くんが面白い。あかりさんは魔性の女系?

「デアマンテ」1巻 碧池ぴんく著

江戸時代、長崎丸山遊郭を舞台にした時代劇。基本は、偽札作りの疑いをかけられて死亡した父の無実を証明し、弟を遠島から救うために禿になったかなと、遊女に身をやつした長崎奉行の間諜金剛のお話になるのかな。長崎の仕組みや、他の場所とは異なる遊郭の様子とか、そういうものがきちんと話の中に背景としてあって、その上で物語が展開していくので、勉強しつつ、お話を楽しむという感じ。面白いです。登場人物達の背景もこれから明かになりそうですし、続きが楽しみ。
by yamanochika | 2008-02-23 22:16 | 漫画色々
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